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2013年12月15日
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「ちょろけん」は、大阪や京都で正月に町家を一軒一軒回って芸を披露し祝儀をもらった門付(かどづ)け芸の一種。「長老君(ちょうろうくん)」がなまったとされ、江戸時代前期の享保年間(1716~36年)に七福神の福禄寿(ふくろくじゅ)の張り子が現れたのが最初という。幕末期には、復元された姿のように黒い帽子をかぶる滑稽(こっけい)な表情になった。一緒に回る「太夫」らが節に合わせて「ちょろが参じました」などと口上を述べる間、手足を動かして踊り、庶民を楽しませたらしい。
明治以降はすたれたが、伝統芸能に詳しい大阪城天守閣の北川央(ひろし)・研究主幹が、ちんどん屋「東西屋」(同区)の林幸治郎代表らと協力して復元を企画した。天守閣が所蔵する昭和初期の写真を参考に、竹の枠組みに布を張り付けてかぶり物を作った。漫才の元にもなった伝統芸能「萬歳(まんざい)」などを参考に、新年を祝う太夫の口上も再現する。
大坂冬の陣と大坂夏の陣から400年に当たる「大坂の陣400年」(2014~15年)を記念して天守閣前広場で1月2、3両日に展開される新春イベントに登場する。北川主幹は「ちょろけんは、大阪弁の『ちょろける(ふざける)』にも重なり、人々に喜ばれた。大阪の正月らしい風景を取り戻すきっかけにしたい」と話している。
ヤフーニュースより引用
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