
2013年12月16日

「加賀八幡起上り」は、安江八幡宮がまつる八幡大神の誕生の姿を模し、氏子がご神像 を神前に飾ったことで郷土玩具として広まったとされる。金沢では健康祈願、社業繁栄な どのお守りとして親しまれてきた。
神社によると、今年の人形の販売数は13日までに、例年の2倍となる約1500個と なり、加賀八幡起上りの刺しゅうを施した「御朱印帳」の販売数も例年の約3倍となる3 00冊に伸びた。人気を受け加賀八幡起上りの刺しゅうと、金沢の伝統工芸である水引細 工を施した新しいお守りも作った。
境内には起上りの姿と同じ丸い形の石像もあり、「ひゃくまんさん」の登場以降、見物 に訪れる観光客が増え、「かわいい」と評判という。厚見益樹宮司(84)は「思わぬ人 気で、金沢に伝わる歴史を知ってもらえてうれしい」と話した。
加賀八幡起上りをかたどったもなかを販売する金沢市の和菓子店「金沢 うら田」には 「『ひゃくまんさん』とコラボした和菓子を作ってほしい」との問い合わせが寄せられて いる。同社は「新幹線開業までには菓子ができるよう、検討していきたい」としている。
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