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2013年09月16日

観光振興やPRを目的に、県内の自治体や団体の「ゆるキャラ」づくりが活発だ。予算をあまり掛けずに制作でき、イベントの盛り上げ役など活躍する場面が多いことが背景にある。ただ、乱立気味の感は否めず、「キャラにメッセージを込めて個性を出す必要がある」と指摘する専門家もいる。

 ことし4月に南牧村活性化センターで開かれた「なんしぃちゃん」のお披露目会。壇上に登場した愛らしいゆるキャラに、詰め掛けた村民から黄色い声が飛んだ。なんしぃちゃんの前髪は村の三名瀑(めいばく)を連想させ、手に特産品の炭を持たせるなど、村がPRしたい要素を詰め込んでいる。
県内でここ数年、ゆるキャラが盛んに活用されている。前橋市は2009年に名物の豚料理をアピールするために「ころとん」を開発。11年に桐生市の「キノピー」が、12年には安中市の「こうめちゃん」と玉村町の「たまたん」がそれぞれ登場した。
県の「ぐんまちゃん」は昨年、全国のゆるキャラの人気ランキング「ゆるキャラグランプリ」で3位に入り、商材などへの利用許諾件数が約800と前年の2.5倍に急増した。ことしもグランプリに出場し、全国トップを目指すという。身近な成功事例もあり、県内のゆるキャラブームは今後も続くとみられる。
県内外でライバルが増えていく中で、差別化戦略がより重要になりそうだ。イベントや広告に詳しい熊野卓司さん(65)=高崎市=は「船橋市非公認キャラの『ふなっしー』のように、変わったものが求められるようになっている」と指摘。「今まで以上にしっかりと物語をつくり、人目をひく容姿にしないと受け入れられなくなる」と予想する。

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(※上毛新聞リンク切れのためリンクを止めています)

yuru_character at 14:48 | ゆるキャラニュース  
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