ゆるキャラ『いたっちー』と共に全国のゆるキャラの紹介、ゆるキャラニュース、イベント体験レポートを配信しています!
イメージ

2013年12月18日

20131218_004_001「ゆるキャラグランプリ2013」で惜しくも2位となった浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」が20日、都内のホテルでうなぎのちょんまげを切り落とす「出家の儀 断髪式」を行った。あわせて出家も宣言し、名前も「出家大名家康くん」へと改名した。

 8月、都内で行われた出陣式で突如、“しゃべるキャラ”となった家康くんだが、もともと「うなぎをあしらったかぶとをかぶった時だけしゃべることができる」という。この日の断髪でちょんまげだけでなく、声も失ってしまった。

 家康くんは出陣式で「天下統一」を宣言。「ゆるキャラグランプリ」で1位になれなかった場合の公約として、自慢の浜名湖うなぎをあしらったちょんまげを切り落とし、「出家大名家康くん」へと改名することを発表していた。グランプリでは114万を超える票を獲得するも、栃木県佐野市の「さのまる」には及ばず、2位に甘んじた。

 改めてグランプリを振り返り、「直後はさのまる殿のかわいらしさから負けを認めてしまうところがあった」というが、「暫定1位にややあぐらをかいてしまったことは否めない。また悔しさが込み上げてきた。う~」と悔しさをにじませた。

 「本日、自慢のちょんまげを断髪し、出世大名から出家大名に改名することを宣言する」と出家宣言をしたものの、「言ってしまったのう。あとには戻れんのう」とつい弱音をもらしてしまった家康くん。浜松市の名産であるうなぎのちょんまげを切ってしまうことに、業界団体などから反対の声も挙がっていたというが、「グランプリの結果が出た後、まげを切れという声もあったし、それと同時に切らないでほしいという声もあった。そのどちらも熱い声援があってのこと。名前や髪形が変わろうとも浜松を愛する気持ちは変わらない」と力説。最後は「武士に二言はない。最初に切ると言ったからには切らねばならぬ。これまではLet’s出世!じゃったが、これからはLet’s出家の精神で頑張っていく」と前を向き、断髪式に挑んだ。

 今後は20日に行われる養鰻場でのうなぎの選別作業を皮切りに、さまざまな形で修行を行っていく。家康くんは「断髪をし、修行を積んで、どうにかもう一度頭に立派なうなぎが生えることを目指していきたい。まずはそこから。明日からの修行の日々はその一環じゃな。負けたままでは終われないからな」と気合十分。浜松市によると、「もっと愛されるように自分自身を高めていき、またいずれ出世大名として復活できれば。本人もいつか復活すると言っている」。出家期間は「未定」だといい、グッズなどはそのまま「出世大名家康くん」のものは販売を続ける。

記事を読む

yuru_character at 19:05 | ゆるキャラニュース | -静岡 
イメージ