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2013年12月13日

20131213_003_001地元の名所やキャラクターをあしらった原付きバイク用「ご当地ナンバープレート」が、県内の自治体でも増えてきた。南足柄市が2011年4月に「金太郎プレート」を作って以降、厚木市、松田町、湯河原町と続き、今月から伊勢原市、来年1月には鎌倉市でも登場する。各自治体は地域の魅力をPRする<走る広告>と期待するが、デザインによって、人気には大きな開きがあるようだ。

 厚木市は12年4月から、プレートの余白に貼り付ける「あゆコロちゃん」シールを導入した。あゆコロちゃんは先月のゆるキャラグランプリで全国6位に入り、市民に人気のゆるキャラ。正面、笑顔、歩く姿の3種類あり、プレート交付時に希望すれば、好きな絵柄を選べる。12年度だけで計2933枚が交付され、市は「地域振興に一役買ってくれている」と喜ぶ。

 これをしのぐ人気となりそうなのが、1月6日から交付が始まる鎌倉市の「江ノ電プレート」。湘南の海をバックに、鎌倉高校前の踏切を江ノ島電鉄の緑の電車が走るデザインだ。全国公募し、市民投票を行った結果、総投票数の6割に当たる1693票と圧倒的な支持を得た。

 松尾崇市長が「まさに鎌倉。私も投票した」と絶賛する出来栄えで、同市大船、会社員露木敦さん(40)は「すごくきれいで気に入っている。付けて走ってみたい」と心待ちにする。交付は先着順のため、「1」や「777」のほか、鎌倉ゆかりの「1192」も争奪戦が予想されている。

 今月10日に交付が始まった伊勢原市のゆるキャラ「クルリン」のプレートも上々の滑り出し。初日から希望者52人が集まり、担当者は「クルリン様々です」。

◇金太郎など苦戦

 残る3市町は同じくゆるキャラを活用していながら、苦戦が続く。県内第1号の南足柄市は「金太郎のふる里」をアピールしようと、金太郎が四股を踏むデザインを採用したが、「6割以上は普通のプレートを選ぶ」(市税務課)。

 同市怒田の会社員男性(24)は「はっきり言ってダサい」とばっさり。同市飯沢の会社員女性(29)も「市外を走るのはちょっと恥ずかしいかも」と苦笑いする。

 松田町の「奴(やっこ)さん」(12年11月導入)は1000枚用意したのに、1年間の交付が124枚。今年9月に登場した湯河原町の「ゆたぽんファイブ」も191枚と苦しい。いずれも若い世代に敬遠されがちだという。

 松田町の松田郵便局では、配達用バイク全29台に奴さんプレートを付けている。同局郵便部の松島誠一部長(50)は「役場から話があり、喜んで付けさせてもらった。町のPRに貢献できれば」と応援している。

◇全国270自治体で導入

 一般財団法人・日本経済研究所(東京)によると、市区町村が発行する原付きバイクのナンバープレートは、軽自動車税の課税証明として交付されるため、四輪車などと違って形や図柄の規定がない。

 その自由度に着目した松山市が2007年、松山などを舞台とした司馬遼太郎の「坂の上の雲」にちなんだ雲形を全国で初めて作製。話題を呼び、11年に46、12年に86の自治体が取り入れた。13年には93自治体が加わり、12月2日現在、全市区町村の15%にあたる270自治体が導入している。

 同研究所の清水希容子(きよこ)研究主幹は、「製作コストは多少かかるが、伝統文化からゆるキャラまで、地域の個性や観光資源のPRには適している。準備期間も短くて済み、取り組みやすさも魅力の一つ」と話している。

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